便利なショートコードの作成 #2/2
はじめに
概要
WordPressは、ホームページのURLを取得するなどの便利な機能を提供しています。しかし、これらの関数はデフォルトの設定では、エディタ内で直接使用することはできません。その問題を解決するためには、ショートコードを作成することで、これらの関数を利用可能にすることができます。ここでは、良く使う関数をショートコードに組み込むことや、ACFプラグインの便利なショートコードを紹介します。
※本記事の情報は執筆時点のものであり、閲覧時点では変更されている可能性があります。また、ご利用の環境によっては、本記事の内容が正常に動作しないことがあります。最新の情報については、公式サイトなどでご確認ください。
ショートコードの作成
よく使う関数
以下の関数をショートコードに組み込みます。
– the_title()
– the_permalink()
– the_excerpt()
functionos.php
// タイトルを取得 便利なショートコードの作成 #2/2 function shortcode_ttl() { return get_the_title(); } add_shortcode('title', 'shortcode_ttl'); // パーマリンクの関数 function shortcode_permalink() { return get_permalink(); } add_shortcode('permalink', 'shortcode_permalink'); // 抜粋の関数 function shortcode_excerpt() { return get_the_excerpt(); } add_shortcode('excerpt', 'shortcode_excerpt');
ショートコードは設計上、値を返す(return)動作を行います。そのため、値を取得する際にはget関数を使用します。
ショートコードの実装
これで、the_title()、the_excerpt()、the_permalink()といった関数が利用可能になったことが確認できます。もちろん、カスタムHTML内でも同様に使用することが可能です。
ACFプラグイン
このACFプラグインは、カスタムフィールドの設置において頻繁に使用されるツールです。こちらのプラグインには事前にショートコードが準備されており、上記と同様にエディタ内で使用することが可能です。
[acf field=]
ACFで予め準備されているショートコードです。この中に設定したフィールド名を組み込むことで、カスタムフィールドと紐付けることができます。以下はその一例です。
functions.phpに記述する必要はなく、そのまま使えますので非常に便利です。
まとめ
- ショートコードを活用すれば、開発の幅がアップする
- 固定ページやエディタ内でもWordpressの関数が使用できる
- デフォルトの設定では、関数は使用できない
- ACFプラグインには予め便利なショートコードが準備されている
- ACFのショートコードはそのまま活用できる