Web制作において、最初に覚えるべき優先度の高いタグのいくつかを以下に示します。
表題のとおり、最初に覚えるべき優先度の高いタグを紹介します。適切なタグを使用してサイトを構築することは、SEOの観点からも重要です。
- Web制作で必要なタグ
- タグのブロック要素またはインライン要素であるかの把握の重要性
- タグの性質を理解して、適切な用途で使用する
※ブロック要素・インライン要素については、こちらを参照ください
覚えるべき優先度の高いタグ
<!DOCTYPE html> <html> <head> <meta charset="UTF-8"> <title>ウェブページのタイトル</title> </head> <body> <h1>見出しタグ</h1> <h2>見出しタグ</h2> <h3>見出しタグ</h3> <a href="https://www.example.com">リンクテキスト</a> <p>これは段落の例です。</p> <img src="image.jpg" alt="画像の代替テキスト"> <ul> <li>リストのアイテム</li> <li>リストのアイテム</li> <li class="red-text">リストのアイテム</li> </ul> </body> </html>
1.HTML: HTMLはウェブページの構造を定義するための基本的なタグです。最も重要なタグとしては、<html>、<head>、<body>、<title>などがあります。
2.ヘッダーや見出し(<h1>〜<h6>タグ): ウェブページのセクションや見出しを定義するためのタグです。<h1>が最も重要な見出しであり、<h6>が最も小さな見出しです。
3.リンク(<a>タグ): リンクは他のウェブページやサイト内の別ページへ遷移するためのタグです。最も基本的な形式は、<a href=”URL”>リンクテキスト</a>です。
4.画像(<img>タグ):画像をウェブページに表示するために使用されるタグです。重要な属性としては、画像のソースを指定するsrc属性や、代替テキストを提供するalt属性があります。
※画像の詳細につきましては、こちらをご参照ください
5.段落(<p>タグ):テキストの段落を定義するためのタグです。通常、文章を囲むために使用されます。
6.リスト(<ul>、<ol>、<li>タグ): 順序なしリスト(<ul>)や順序付きリスト(<ol>)を作成するためのタグです。リストの各アイテムは<li>タグで表されます。
7.<div>タグは非常に柔軟で汎用的な要素であり、HTML文書の構造化やスタイリングに広く使用されています。例えば、関連する要素をグループ化するために使用することができます。また、CSSを使用してスタイルを適用するための目印としても利用されます。ただし、SEOの観点からは特に意味を持たないため、適切なセマンティックな要素と組み合わせることが重要です。
dlタグとtableタグについて
dl(定義リスト)
dlは HTML の要素の一つで、定義リストを作成するために使用されます。
dt(定義用語)は、定義リスト内の各項目の用語を表します。
dd(定義説明)は、定義リスト内の各用語に関連付けられた説明を表します。
例えば、以下のような形式で使用されます:
<dl> <dt>Q: HTMLとは何ですか?</dt> <dd>A: HTML(ハイパーテキストマークアップ言語)は、ウェブページを作成するための標準的なマークアップ言語です。</dd> <dt>Q: CSSとは何ですか?</dt> <dd>A: CSS(カスケーディングスタイルシート)は、HTMLで書かれたドキュメントの見た目や書式を記述するためのスタイルシート言語です。</dd> </dl>
上記のコードでは、HTML の定義とそれに関する説明、CSS の定義とそれに関する説明が定義リスト形式で表示されています。
定義リストは、Q&A 形式などで用語とそれに対する説明を整理して表示するのに便利です。
tableとは
<table>はHTMLで使用されるタグで、主に表を作成するために使用されます。表は行(<tr>)と列(<th>および<td>)で構成されます。
<tr>タグは、表の行を定義します。表内の各行は、このタグで囲まれる必要があります。
<th>タグは、表の見出しセルを定義します。通常、表の最初の行に使用され、列の見出しを表示します。見出しセルは通常太字や中央揃えなどのスタイルが適用されます。
<td>タグは、表のデータセルを定義します。通常、<tr>タグ内に記述され、表のデータを表示します。データセルには通常、テキストや画像などのコンテンツが含まれます。
以下に例を示します:
<table> <tr> <th>商品名</th> <th>価格</th> </tr> <tr> <td>りんご</td> <td>100円</td> </tr> <tr> <td>バナナ</td> <td>50円</td> </tr> </table>
この例では、2つの列を持つ表が作成されます。最初の行は見出し行であり、2つの見出しセルを含んでいます。次の行はデータ行であり、それぞれのセルに商品名と価格が表示されます。
このように、<table>、<tr>、<th>、<td>タグを組み合わせることで、HTMLで表を作成することができます。
dlとtableの違いについて
dlは、用語とその定義や説明を関連付けて表示するために使用されます。主な用途は、用語集や辞書のエントリ、FAQ(よくある質問)などです。
一方tableは、行と列のグリッド形式でデータを整理して表示するために使用されます。主な用途は、データの比較や整理が必要な場合です。
フォームの構築に必要なタグinput
inputタグは、ユーザーからの入力を受け付けるために使用されます。inputタグは、フォームやユーザーインターフェースの一部として使用され、テキスト、パスワード、数値、チェックボックス、ラジオボタンなどの様々な種類の入力フィールドを作成することができます。
inputタグには、type属性を使用して入力フィールドの種類を指定します。一般的なtypeの値には以下のようなものがあります。
text: テキスト入力フィールドを表示します。
password: パスワード入力フィールドを表示します。入力内容は表示されず、伏せ字やドットなどで隠されます。
number: 数値入力フィールドを表示します。数値のみが入力可能であり、スピンボタンや範囲指定などの機能も利用できます。
checkbox: チェックボックスを表示します。複数の選択肢から複数の項目を選択することができます。
radio: ラジオボタンを表示します。複数の選択肢から一つの項目を選択することができます。
file: ファイルアップロード用の入力フィールドを表示します。
submit: フォームの送信ボタンとして使用されます。
また、inputタグにはname属性を指定することで、入力フィールドの値をサーバーに送信する際の識別子として利用できます。
以下は、type属性が”text”のinputタグの例です。
<input type="text" name="username" placeholder="ユーザー名を入力してください">
この例では、ユーザー名を入力するためのテキストフィールドが表示されます。入力された値は”name”属性の値である”username”としてサーバーに送信されます。