Node.jsを活用した開発環境の構築。
自動リロードとTailwind.cssで
スタイルの適応。#2/2
前回はNode.jsのBrowserSyncモジュールを使用して開発環境を構築しました。それに続き、Tailwind CSSを追加し、スタイルを適用してみたいと思います。
Tailwind.cssのインストール
公式サイトのドキュメントを参考に、Tailwindcssを構築していきます。
手順①
content: [“./src/**/*.{html,js}”]
こちらはテンプレートのパスの設定に関する記述です。「src」ディレクトリ内の全てのhtmlとjsファイルを対象するといった内容になります。しかし、今回「src」ディレクトリは作成せず、さらにphpファイルも対象に加えたいので、以下の設定を行います。
content: [“*.{php,html,js}”]
この設定を行いました。それ以外の部分は、ドキュメントに従って進めています。
scriptsコマンド
手順②
node.jsを実行するためのコマンドを追加します。
npx tailwindcss -i ./src/input.css -o ./dist/output.css –watch
上記のドキュメントのコマンドを以下のように変更します。
npx tailwindcss -i ./input.css -o ./dist/output.css –watch
こちらを「dev」コマンドに登録します。
コマンドを同時に実行する方法
手順③
BrowserSyncの起動コマンドと、先程設定したtailwindcssのコマンドを同時に実行する必要があります。そのため、コマンドを&で連結して実行します。
package.json
"start": "npm run watch & npm run dev"
コマンドを実行すると、すぐに「dist」ディレクトリが作成されたのを確認できました。
さらに、テストとして「index.php」を作成し、Tailwind CSSのクラスを記述してみたところ、「output.css」に正しく出力されているのが確認できました。
このスタイルをページに適用することで、Tailwind CSSを使用できるようになります。
※注意点
BrowserSyncの正しい機能には、Wordpressの関数を適切に使用して各パスを記述する必要があります。絶対パスの記述では正しく表示されませんので、ご注意ください。
- Wordprss開発でTailwindcssを活用する
- 自動リロードでスタイルの適応が容易になる
- コマンドを同時に実行する必要がある
- &でコマンドを連結することができる