お問い合わせフォームの構築
— Contact Form 7 — #1/3
今回は、人気のプラグインであるContactForm7について解説します。内容は、Contact7の特徴や、エラーメッセージの設定や自動返信メールの設定、デザインの調整などです。この記事ではContact Form7の特徴についてフォーカスしています。
Contact Form7の特徴
メリット
無料:
Contact Form 7は無料で利用でき、基本機能をフルに活用できます。
自動返信メールの設定:
ユーザーがフォームを送信した際に自動で返信メールを設定できるため、ユーザーに即時のフィードバックを提供することができます。これは、ユーザーのエンゲージメントを高め、信頼性を構築するのに有効です。
スパム対策機能:
独自のスパムフィルタリング機構やGoogle reCAPTCHAとの連携により、スパムから保護します。
連携に関して独自のメニューも備えており、他のプラグインに比べても容易に行なえます。
豊富なトラブルシューティング情報:
Contact Form 7は非常に多くのユーザーに使用されており、その結果としてオンラインには数多くのトラブルシューティングのリソースが存在します。公式のFAQ、フォーラム、ブログポスト、チュートリアルなど、様々な問題解決のための情報が共有されています。これは、問題が発生した際に他のユーザーがすでに解決策を見つけている可能性が高いことを意味し、ユーザーは迅速にサポートを受けることができます。
デメリット
Contact Form 7の多段階フォーム処理の制限:
標準機能として「入力→確認→送信完了」という多段階のフォーム処理フローを設定することができません。このため、ユーザーがフォーム送信前に入力内容を確認し、確認ページから最終送信するという一連の手順を実装するには追加のカスタマイズやプラグインが必要となります。
こちらを実装するには「MW WP Form」プラグインがおすすめです。MW WP Formの解説はこちら
更新による互換性の問題:
WordPressやプラグインの更新によっては、互換性の問題が発生することがあり、フォームが正しく機能しなくなるリスクがあります。
※Contact Form 7は非常に人気の高いプラグインで、クライアントからの要望も頻繁にあります。しかしながら、入力から確認、そして送信完了までのプロセスを持つ多段階フォームは、標準ではサポートされておらず、この機能を実現するためには他のプラグインとの連携が求められます。この点を踏まえ、MW WP Formも同時に習得し、クライアントの具体的なニーズに柔軟に対応できるようにすることが最善のアプローチだと思います。Contact Form 7とMW WP Formは操作感が似ているので、既にContact Form 7に慣れている方ならば、MW WP Formもスムーズに取り入れることができるでしょう。
- メリット・デメリットを理解し、クライアントのニーズに柔軟に対応する
- 非常に人気があり、問題発生時に参照できる豊富な情報がオンライン上に存在する
- 連携プラグインも多数存在するが、バージョンアップによる互換性の問題に注意
- クライアントからの支持が高い
- デザインのカスタマイズにはCSSの知識が必要になる